はい、悪い予感は的中しました。
王子様はかなりお怒りのようです。
その証拠に、私は今、王子様に無言で壁ドンされてます。
これが人生初の壁ドン?
ええ~…………もっと別なやつが良かったな……。
イケメンにされること自体は嬉しいんだけど、そのシチュエーションがね………。
なんで、校舎裏でお怒りのイケメンに脅迫じみた壁ドンをされなきゃならないの………!?
「王子様………ちょっとだけ、離れて下さいますか?」
王子様が怒らないように、慎重に話しかける。
「王子様はやめろって、言ったよな…………?」
さっき聞こえた、冷たい声。
うつむいていた顔を上げると、目の前に王子様の顔があった。
ち、近いっ…………!
「それ以上王子様って言ったら…………塞ぐぞ、その口」
え、誰……?この人。王子様じゃ、ない。
王子様は、もっと優しくて爽やかなはず。
いきなり壁ドンして俺様発言をするような、こんな男じゃない!
なのに、俺様男の顔は王子様の綺麗な顔そのものだし。
一体、どういうこと……………!?
茫然とする私を見て、その男はニヤリと笑った。
王子様はかなりお怒りのようです。
その証拠に、私は今、王子様に無言で壁ドンされてます。
これが人生初の壁ドン?
ええ~…………もっと別なやつが良かったな……。
イケメンにされること自体は嬉しいんだけど、そのシチュエーションがね………。
なんで、校舎裏でお怒りのイケメンに脅迫じみた壁ドンをされなきゃならないの………!?
「王子様………ちょっとだけ、離れて下さいますか?」
王子様が怒らないように、慎重に話しかける。
「王子様はやめろって、言ったよな…………?」
さっき聞こえた、冷たい声。
うつむいていた顔を上げると、目の前に王子様の顔があった。
ち、近いっ…………!
「それ以上王子様って言ったら…………塞ぐぞ、その口」
え、誰……?この人。王子様じゃ、ない。
王子様は、もっと優しくて爽やかなはず。
いきなり壁ドンして俺様発言をするような、こんな男じゃない!
なのに、俺様男の顔は王子様の綺麗な顔そのものだし。
一体、どういうこと……………!?
茫然とする私を見て、その男はニヤリと笑った。

