いやだ

まだ信じられない


目の前で無残に死んでいく

着ぐるみが
まるで人間のように
死んでいくのが

映画のようだった


嵐「…美波」


ズキンッ!!!!!

美波「ぅあっ!!!!」

嵐「美波!?」

美波「う………いた……い」


なに…頭が…頭が…いたい

なにか
思い出せるような気がしたのに



嵐「美波…大丈夫か?」

美波「はぁ…はぁ……ごめん…大丈夫だから」

嵐「とりあえずここをはなれよう。
こんなのみてられない。」

美波「うん…。」


私は何を思い出そうとしたんだろ


なにか
大切なことを……