恋じゃないと願うだけ







「あたしも…」




えっ………!?





そう思うと同時にエリナの唇が重なった。







意味が分からない。



俺が好きと言った相手はエリナじゃない…



でもなんでこんなこと………!?





とっさにエリナから離れた。






でも………

時すでに遅しといった状態だった。




廊下を擦れた上履きの音。


背後で感じた気配に振り向くと…







彼女は泣きながら呆然と立ち尽くしていた。






やっぱり俺の考えは甘かった。

どうしてもっと警戒しなかったんだろう…


一瞬で後悔のような悔しさが込み上げてきた。







話しかける間もなく走り去って行く彼女。






やられた……


やっぱり俺はエリナから逃げられないのか…