恋じゃないと願うだけ







修学旅行も終わり。

俺は決意していた。




これ以上エリナを放っておくことは出来ないと…




そして放課後

俺はエリナを呼び出した。









「もう止めろよ…」





「何が?」


分からないフリをするエリナ。



「どうしてあいつを…

結香を傷つける事ばかりするんだよ」




怒鳴るように話す俺にビックリした表情をするエリナ。



それもそのはず



エリナに怒鳴ったのは初めてだった。

ビックリするエリナの表情はしだいに怒りへと変わった。




「結香は…
結香はバカみたいに鈍感でさ

意地悪しても気付かなくて

いつまでもあたしに優しくて…

それがムカつくの。


奪っても奪ってもへこたれなくて

みんな結香ばっかりチヤホヤしちゃってさ」




下唇を噛みながら悔しそうに話すエリナ。






俺はそんなエリナを哀れに思った。




「それ…
嫉妬してるだけだろ

結香が羨ましいんだな」