恋じゃないと願うだけ







しばらく歩き、振るえる携帯に気付く。


あっ、もうこんな時間なんだ。


あたしとエリナは迷路のような道をグルグルと歩き続けていた。






(どこに居るの?)


志穂からの心配するメールだった。






思ったより遠くて

これじゃあお店までたどり着けなさそうだ。





「やっぱり戻ろうか…」



さすがのエリナもムリだと思ったのか残念そうに言う。




「だね…」





と、戻ろうとしている時だった。





「ちょっと喉乾渇いちゃった
飲み物買ってくるね!


あっ、あと携帯の充電切れちゃったから
結香の貸してくれない?
勇樹に連絡するからさ」






「分かった。
じゃあここで待ってるね」






「了解!

携帯ありがと‼

じゃあちょっと待ってて」




そう言いながら街路樹を曲がって行くエリナ。