「こっちだよ♪」
エリナに引っ張られ着いたのは店内の奥にある香水コーナー。
種類の多さに圧倒する。
「結香ちゃんの好きな香水どれかな?」
「えーっと…」
沢山の香水を見て一つ一つ手に取るエリナちゃん。
「もしかして忘れちゃった?」
いくら時間がたっても見付けられないエリナちゃんを見て少し焦りが増した。
種類はあるといってもこんなに時間がかかるものだろうか。
さっきから挙動もおかしいし。
不安がつのる。
その時だった。
「キャッ」
小さな声と同時に俺の腕に抱きつきピタッと密着してくるエリナちゃん。
えっ?
突然の事に振り払う事も出来ずに唖然とする。
「どうしたの…?」
頑張って作った笑顔は出来ているだろうか、
密着したエリナちゃんの体を少しづつ放す。

