― 旬side ―




「……はい」





「あっ、旬君?
あたしあたし♪

エリナだよ!」





「ん?
エリナちゃん?」



明日は結香の誕生日。

早く会いたい。

そんな気持ちを抱えながらベッドに入った時の事だった。



突然かかってきた知らない番号からの着信。


こんな遅い時間に誰だろ…
警戒しながら出ると聞いた事のある声だった。