「もういいよエリナ…」



泣きながら謝り続けるエリナを責める気力も残っていなかった。






どうせ…もうどうにもならない。



昨日、旬君に無視された意味が分かった気がした。




きっと旬君は最初からあたしじゃなくてエリナが良かったのかもしれない。


だからあたしに近づいて…


男なんてみんな一緒だって事忘れてた。



どうしてまた恋なんてしちゃったんだろう。




バカだなぁ。



分かってたじゃん。



男なんて最低で、ただヤリたいだけの生き物だって事。


旬君とはキスだけだったし。


きっとあたしじゃつまらなかったんだろうな。




もう。



二度と恋なんてしない。