恋じゃないと願うだけ







「あっ…」




駅の前の小さな噴水広場。

学校帰りの学生で
賑わう時間。




広場から繁華街へと繋がる大通りで

あの人の姿を見つけてしまった。



「旬君…」


思わず足を止めてしまった。





旬君はあたしに気付かない。


心なしか少し元気がないように見える旬君の姿にも、
あたの心臓がドキドキと高鳴っていた。





一人なのかな…?

旬君の周りにはいつも一緒だったアキラ君や友達の姿が見えない。