恋じゃないと願うだけ







バレンタイン前日。


そう、あたしの誕生日。




旬君とは学校が終わったら駅前で会う約束をしている。




早く会いたいなぁ。

なんてニコニコしながらお弁当を食べる。




「結香♪

誕生日おめでとう‼」




「ありがとう志穂ー‼」



可愛くラッピングされた袋を受け取り志穂に飛び付く。






「チョコレートじゃないからね‼」




「ははっ、
でも志穂がくれる物ならなんでも嬉しいよ♪」





袋からは覗くタルトからはあたしが大好きなオレンジの匂い。


それに添えられる手紙と、ピンクのシュシュ。




「ピンクのストールと会わせてね♪

あっ、手紙…


帰ってからゆっくり読んでね…」





「志穂ー…

もう大好き!」