桜の花びらが日に日に緑の葉へ変わろうとしていた頃 彼女は相変わらず一人だった そんなある日図書室で彼女を見かけた 放課後の誰もいない図書室に 「え?」 「・・・はい」 彼女の背では届かない高さにある本を代わりに取る 「ありがとう・・・」 「じゃあ・・・」 彼女は放課後図書室に一人で居る いつしか2人に