恥ずかしい……

一人芝居って

一人芝居って……

お父様ってのも……

舞台そでに戻った後も私の顔は真っ赤なままだった。

「誰…か
助けて……」

るーちゃんのセリフを聞いて次の出番の準備をする。

そして悪いことだと分かっているけど客席を覗く。

先輩

変だって思ってないかな……

と気になったからだ。

だけど……

ん?

あれ?

先輩

いない?

さっきまで先輩が座っていた席に先輩はいなかった。