あなたのために花を吐く


 言わなきゃ。


 龍斗が勇気を出して伝えてくれたんだ。


 私がここで答えなくてどうする。





「わ、私も好き」

「え?」

「ずっと龍斗の事想ってたんだよ?」

「それって同情じゃなくて?」

「当たり前じゃん!」

「~~~っ?!」





 龍斗に抱きしめられた。


 その時、ドアのところに美咲がいるのが分かった。


 美咲も協力してくれたのかな?


 ありがとう。


 その時、急に吐き気が襲ってきた。