神様、どうか。



「お前と結婚したら、俺にとっても親父さんはお義父さんだろ。」

「けっ、結婚?!」

「俺は当然結婚も視野に入れてる。」


そんなさらりと…。


「お前は違うのか?」

「違わない、です。」

「それなら問題ないだろう。」


まあお互いにいい歳だし、逆に考えてもらえてなかったら問題だけど。

でも、今までこんな話したことなかったから正直驚いた。


それにしても、結婚か…。なんていい響きなんだろう。


まだプロポーズをされたわけじゃないけど、結婚式を想像してしまう自分がいる。


純白のドレスに、社長のタキシード姿。


海に面した教会で、晴天のなか皆に祝福をうける。

いや、大荒れになる確率の方が高いから海は辞めとこう。

ああ、私いま相当舞い上がってるな。



神様、どうか式場が燃えませんように。