神様、どうか。



「え?!どういうこと?」

「あんね、幸子が小学2年生くらいで道子が保育園に通ってるときにね、遠出しようって行って車でちょっと離れたところの神社に行ったことがあって、」


ああー、覚えてるかも。

たしか、ゴールデンウイークとかじゃなかったかな?
お父さんの運転で行って、乗り物酔いした気がする。


「そこに、石を5つ積み上げて願い事をするっていうパワースポットがあったんだけど、あんたそこで転んだとよ。」

「え?」

「そこら中の積み上げられた石をなぎ倒してね。」


身を乗り出して聞いていた3人は、みんなして同じように顔をしかめた。


「だからきっとあんたの不運は、そのとき石を倒されて願いが叶わなかった人たちの怨念ね。」