へえ、そうなんだ。
ここも良く1人で来ると言うのでもう一度店内を見るけど、やっぱり想像がつかない。
「というか、見事に君の頼んだものだけが来てないな。」
社長の声に、テーブルに視線を落とすと確かに私が頼んだものだけ一切きてない。
社長が頼んだものは、とっくにきてるのに。
料理が早く出てくることが評判というこの店も、私の手にかかるとこんなもんだ。
「ああ、慣れてるんで。」
「本当に君は…。何をしたんだ。絶対に神様に対してとんでもないことしてるだろ。」
「信じないっていったくせに。」
また、馬鹿にされることを覚悟で言ったのに。

