私だって、分かんないよ!
私だって知りたいよぉ…
私は、音と足を失った時の
記憶がない。
感情さえも消えかけていたが、
残ったのは
悲しみ
と
怒り
などの暗い事だけ。
ふと、私は我に返った。
こんな事、考えても
答えがもし、出たとしても
手遅れだ。
もう考えたくもない。
ドンッ…
後ろから押されて階段で
つまづいた。
この事か、音がない世界の住民と音のある世界の住民の違い。
私は、ゆっくりと体制を直し
制服を払った。
ゴミは、ついてない。
恐る恐る、花音ちゃんの方を見ると…
えっ?
花音ちゃんじゃない?
私にぶつかって来たのは、
派手でとにかくチャラい
長身の男子3名。
そんな男子達が、うるうるな涙目で
花音ちゃんを見つめていた。
そして、私の視線に気がつくなり
土下座してきた。
顔がした向いていて、口の動きが読み取れないけど…
「すみませんでした~。」
とでも、言ってるんじゃないの?
でも、こんな状況流石にヤバイ。
私は、三人の肩を叩いて
「大丈夫です。土下座何てしなくても… 」
本当…何で土下座?
江戸とか舞台の劇じゃないんだから…

