「あ、おい！」


彼が私を呼び止めようと声をかけてきた


私はそれには答えず、丁度クラス表が見えた場所でクラスを確認すると


教室へ向かって歩き出した


彼はもう、何か言うことは無かった



教室へ向かう途中で考える


……そうだ……彼が生きているはずはない


だって彼は…………


私が殺してしまったのだから───





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教室へ入ると、まだ来ている人は少ないらしく、

私は窓際の一番後ろの席へ座り


疲労で重たい身を机に預け、そのまま意識を手放した