綺麗な薔薇には闇がある

身長や服装に違いはあるが、

私はその姿を知っている



『る……き……?』


……そうされるまで、どうして気が付かなかったんだろう


嘗て一緒に戦っていた、大切な仲間と瓜二つだということに



その姿のまま、瑠奈は笑ってみせる


瑠樹と同じ、少し眉の下がった笑顔で


『やっと気付いたの?

少しの違いはあるけど、私たち三人はそっくりだっていうのに』



夕暮れ時の公園


遊具からは離れており、

私たちの会話が聞こえる人は誰もいない



『瑠樹にぃは怪我して帰ってきた時、

いつも〝仲間と護り合って戦った証だ〟って笑ってた。


それなのに、星月美綺……

お前は瑠樹にぃを裏切って、見殺しにした!!』