「ねぇ」


目の前に女子生徒が三人立っていた


「……はい、何でしょうか」


無表情で言葉を返す


「あんたさ、なに悠優様と馴れ馴れしくしてんだよ」

「そうそう、生意気なんだよ」

「〝何で生きてるの〟とかまぢ最低だし」

「お前みたいなブスと話したら悠優様が穢れんだろ」

「ギャハハ、まぢそれな!」

「ブスはブス同士で話してろしって感じ」


悪口を浴びせ続けられる


甲高くて嫌な笑いが耳にこびりつきそうだ


ユウ〝様〟なんて呼んだりしてるし



何を言われても、私はどうせ傷つかないのだけれど


だって私の心は……



あの時──陽優を殺した時に、もう壊れてしまったのだから……