「 いえ!何も! 」

こうして、真っ赤なワンピースを着こなした美しい男性が現れたいつもと少しだけ違った日曜は、


「 罰として残業な 」

「 え!? やだっ! だってする事ないんですもんっ! 」

後日bitterの第二の事件に発展するなんて、

「 お前それでも店員か 」

「 じゃあ、他にも何か仕事下さいよ! 」


響さんはともかく、私はまだ知らないーーーー。

「 近所の神社にでも行って女除けの札買い込んでこい 」

「 そんなもの売ってたら私用済みじゃないですか 」

「 だな 」

「 ひどいっ! 」