その後、自己紹介も程々に、新那ちゃんと雄士くんが家にやって来た。 私の家を見て、二人とも絶句。 築何年かわからないボロアパート。 なんで、私がここに住んでるかわからないって顔をしていた。 その雰囲気を断ち切りたくて言った。 「出せるものはお茶しか無いけど…」 『『お気遣いなく!』』