もう、正体がばれてもいいと思った。 だから言い放った。 「相楽家の血筋にしては鈍感だねぇ。純情って言うか?後、半年しか生きれないなんて残念。」 『亜理紗』が唇をかみ締めている様子を見て、ゲームに勝ったような気持ちになった。 そして、続けた。 「俺は栗栖棗。何度も言ってるだろ?何者かって、相楽の血や容姿をこよなく愛する『死神』だ。」