そう言うと、持っていた斧を降ろした… と思った。 「どうして、私を…」 所長の方を見ると… 再び、斧を振り上げていたんだ。 咄嗟に言葉が出た。 「棗、棗。助けて…」 『残念だな。今、棗は動ける状態じゃないんでね。ついでに普通、死神は呼ばれても…。』