泣いていることさえ気付かなかった。 棗に言われるまで…。 「何にもない。ただ、1ヶ月しか生きれないと思うと心が苦しくて…。母とも約束したのに…。」 『だからって泣く必要な何もない。』 「でも…。1ヶ月…。」