───翌日。


昨日からの雨は嘘のように晴れていた。


玄関のドアを開けると、太陽が私を照りつける。


(眩しい……)


思わず、額に手をかざす。


太陽の位置が高い。


もう夏はすぐそこまで来ているのかもしれない。


昨日の猫ちゃん、どうなったんだろう?


私はそれを確かめるために足早に動き出した。