するといきなり教室内がざわつき始めた。


おそらく奴らのグループの登場だろう。


「ちょ、ちょっと結衣子!?」


今までチョコに夢中だった香菜がいきなり私の腕をバシバシと叩いてきた。


「ちょっと、香菜、痛いんだけど」


「あっち、見てよ!お姫様がいる!」


「は?お姫様って、何言って……」