「そ、そう!私が昨日帰れなかったのは元々このバカのせいでコイツがいけな」


「はじめまして」


私の言葉を桐谷はまるでなかったかのように遮り、爽やかな挨拶を父にした。


「お嬢様の同級生の桐谷楓と申します」


「桐谷……楓……?」


「はい、父がいつもお世話になっています」


「き、き、き、桐谷って代表のご子息……!?」


桐谷は悍ましく爽やかな笑顔を見せた。