声のする方へ首を傾けるとそこに


「お、お父さん!!」


買い物袋を下げた、お父さんの姿があった。


「お前、昨日はどこに行ってたんだ!?心配したんだぞ。もう少しで警察に行くところだった」


そう言って優しく抱きしめてくれたお父さんに本当に申し訳なく思った。


「ご、ごめんなさい」


「ところで……この横にいる金髪のチャラチャラした男はいったい誰なんだ?」