チッチッチッチ 朝、目覚めると部屋には時計の針の音だけが響いていた 私は最後の雪さんのいう言葉を思い出していた… ---助かるようにがんばって--- という言葉… もうひとつ雪さんは言っていた… それは声にはならなかったが私にははっきりわかっていた --俊明にありがとうと伝えて-- はっきりとそういっていた… 私は今日、原っぱに行く… 洞窟…雪さんを見つけに…