「う…く…」


小さい私はもがいていた


だけど子供の力はとてつもなく強くて、私は気を失いそうになった


その瞬間

「しおり~!!」


遠くから母の声が聞こえてきた


子供はチッと舌打ちをして


「また迎えに来るね」


と言って消えてしまった…


私はそのまま駆け寄ってきた母の胸で泣いた…


母はよくわからなかったらしいが「よしよし」と言って励ましてくれた



私の記憶は…



ここで…


途切れる…