「キーンコーンカーンコーン」


「はぁ、はぁ」


なんとか間に合った私…


普段運動という運動はしていないから、すごい息切れ…



ちゃんと運動しようかな??



そう思っているそのときに…



「キッシー、遅刻ぎりぎり~」


ニヤニヤしながらこっちを見てる亮



昨日までのあの悲鳴はなんだったろうねぇ


そう思うくらい元気だった


「しょうがないよ!!亮があんなに叫ぶから詩織は寝れなかったんだよ」


後ろから千恵の声が聞こえてきた


ナイスフォロー!


いや実際違うけどね…



「ところで亮、もう元気になったか??」


いつの間にか走が隣で亮に話しかけていた



あれ??いつの間に?



「う~ん、まだちょっとショック~…俺、死んじゃうのかぁって思うとね」



ズキ…



死ぬ、なんて言わないでよ



私たち友達でしょ??


なんでもいいから相談してよ…