スイーツ男子


次の日の放課後、里奈ねえさんが、
アメーバ状態の私を拾い集めて、
放課後にカフェに連れ出しくれました。



「で?なんなの!!!
なにがあったのかゼロから全て吐きなさい」


少し怖めな里奈ねえさんに怯えながらも、
思ったいることをぶち撒けた。

廣田くんが好きなこと、タケルが気になること…。私が最低な女であること。


「ようやく素直になったか!
ったく!早く言いなさいよね。
こっちがやきもちしたっつうの!!
それと、なにその罪悪感は??
あんたは浮気してないし、最低な人間じゃないから!あんたはなに一つ悪いことしてないから、堂々としてなさい!!」


「でも…タケルはずっと好きでいてくれてるのに、私は…」


「彼と別れて、他の人を好きになって付き合ってなにが悪いのよ?むしろ健全じゃないの?」


「でも…振られた理由は…私が気づいてあげられなかったから、いけなかった…だから…」

「もー!だめ!だめ!ちがう!
湊のせいじゃない!
気付かなかったから?ちがうよ。すれ違うことだってある。仕方ないよ。それは。
そんな過去のことより今どうしたいかでしょ?」