「手伝う。一緒にやろ?ねっ?」 「…久々。…湊だ。」 「え?」 「いや。初めて話した時、 湊がそうやって声かけてくれたのがきっかけで 俺が湊を好きになったから」 … 「湊は覚えてないよな? あの時先生に怒られて、体育館の掃除1人でやらされてる時、たまたま通りかかった湊が 一緒にやれば早く帰れるって手伝ってくれたんだ。 話したこともなかったのに、 俺の言葉に気がついてくれたみたいで。 すっごく嬉しかった」