気づいたらベッドの上にいた。


あれ?

花火大会の記憶がない。


楽しすぎたのだろうか、慎也君もいたしかなこちゃんもいたんだから楽しかったに決まっている。

今日から待ちに待った夏休みのはじまりだ。


その時、いきなりかなこちゃんがへやにはいってきた。

「おっはよー!」

「え、え、かなこちゃん?」

私は驚いた、いつもは1人なのにかなこちゃんがいるんだもの。

「どうしてここにいるの?」

「ゆきママに入れてもらっちゃった〜。」

かなこちゃんはへへへといった感じで笑った。