あれ?高岳くんは?

どこを見渡しても高岳くんの姿はなかった。


もしかして無我夢中で走り続けたから迷子になっちゃった?

どうしよう…

とりあえず隠れるところ探そう…

偶然掛けてあった案内図を見る。

ここは2階。

どうやら走り続けたら2階にたどり着いたんだ。

食堂にに行ってみよう。



*食堂*


食堂広いなぁー…

テーブルやカウンターなどがあって厨房はもう草などが生えていた。

好奇心が増したせいかあたしは厨房に入った。

汚いなー…

コンロに鍋が置いてあることに気づく。

鍋の蓋をあけるとどす黒いスープがあった。匂いがとてつもなく臭かった。

く、臭い…あれ?

鍋の中に何かが光っている。

台所に偶然菜箸があったので光っているものを取り出した。

ペンダント?

一応持って行こう。

ペンダントを手に入れた。

他にも何かないかなー

あたしが厨房から出て食堂を後にしようとしたその時。


カツン…カツン…

え?足音?

隠れなきゃ‼︎


あたしは咄嗟に長方形の椅子の端っこの下に隠れた。しかもうつ伏せに。

カツン…カツン…