私の肩に触れた細川クン。
そう、ビクビクした。




「これ、クッキーと湿布」


「どうして?」


「高田、いつも怪我してるからかな」




ー…見てくれてるの?




「…気が利かなくて、小さいもので悪い」


「……」


「なぁ…高田?
…何で⁉︎そんなに涙ぐむんだよ」



私の目には、涙が溜まっていた。
それも限界だった。