小さな紙切れが入っていた。
そこに添えてある、小さな紙袋。



これは聖也?
いや、聖也とのワケありバレンタインデーのお返しは終わったよ。
これは?



……もしかして、これは?



苦しくなっていく。でも、私は手渡してない…。
細川クンか(聖也に疑われたけど)。



これって…違うだろうけど…細川クン?



プレゼントを見つめる。私は顔を熱くさせた。
細川クン…かな?どうしたらいいの?



でも…私に?
何一つ書いてもないし…私じゃないかも。
細川クンとは限らない。



私はこの間のように、周りを気にしていた。