「そうなんだ?まさかだけど、
告白とかするの?」


「な、何だよ…」


「聖也?」


「いや、今日はしない。
何…何もねぇーよ」




これまでのことを考えると、笑えた。
きっとだけど…聖也も梨花を好き。




「なら、私は帰るね?」


「しつこいけど、その気はないから」




しどろもどろな聖也を見てから、
カバンを手にした。




「じゃあ、頑張ってね〜」