「はぁーっ、楽しかった」



もう夜になっていた。







「細川クン」

「ん?」

「かっこ良かったよ」



細川クンが楽しんでる時、考えてた。

きちんと言葉にすること。難しくても伝えること。





「髙田。素直になった?」

「ごめん。直していく。きちんと考え言って、話せば深まるよね?」

「髙田…」





外は暗くて校舎は少し灯りがついている。
その不気味な廊下を歩く。