「マジ?」

「うん。私、ユウくんと付き合ってる」



夜、梨花に報告の電話をした。





「細川クンに未練あって、髙田クンには断ると思ったのに」

「違う。細川クンは友達」

「好きなんじゃないの?」



梨花に言われて、迷いがあった。



「いつまでも止まってられないから。大丈夫。
細川クンも成長してる」

「そっか。自信のなさそうな髙田クン。
どんな反応?」

「うん。めっちゃ喜んでる」



少し話してた。

バルコニーに出て夜空を見た。



『空を見つめてみろ!』