先生はいつも困ってた。
そう、そういうこともあったな。



さっ!くじを引いた。
嫌だな…どこかな。



「杏菜、どこ?」

「ユウくんどこ?」

「俺、9番」

「そう。私…」



ゆっくり開く。

手が震える。





「…22番」

「まじ?遠くて話せないね」


そう。ユウくんと離れた。
いつも、ユウくんとは話していたから。





「ユウ9番か!俺、隣や」