「なぁ。教えて?」



再び言われて、遠赤外線で交換した。





「いいけど、他に教えない?」

「どういうこと?しないよ。
ショックだな」

「しそうだから。私の個人情報だから」

「するかよ。お前の情報は俺のもの」



そう言うユウくん。
信用しない私がいた。





「あんたらうるさい」



私たちを叱る梨花。
ここにユウくんを来させるなんて。





「言い合いばかり。ここではやめろ」


聖也も叱った。言い合いじゃないよ。
ユウくんは何を考えてるのかな。