「細川クンへの恋心と、髙田クンの想いに揺れ続けてる?」

「…まあ。かなり」

「髙田クンもか」

「いや。私の中では進まないね」



まあね。ユウくんのこと考えるようにはなった。

でも、細川クンに未練タラタラな私。



「進路にも報われて、次は恋が咲くかな」

「ないよ…」



忙しいのかな。店が慌ただしい。

聖也が走り出す。



「梨花。お願いしていい?
大人数で手に負えない…」



と、梨花を呼んだ。

私は頑張って!と言い、元旦の約束をして、梨花に手を振った。