* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *

細川クンを見つめた。

これまで、こうした時間もなくて、
慣れなかった。





「私が編んだわけじゃないけど、少しはね。ありがとう」

「髙田。ありがとう。俺何もしてない」

「大丈夫」

「でも、ありがたく」



手に持ってた手袋は、気づくと制服の内ポケットに。



「いや、温もり感じる」



そう言って、大切そうにしてる細川クン。



久しぶりに私の胸が高鳴る。



でも、分かった。




「…ありがとう」