* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *

「はい。分かりました」



私は足早に細川クンの方へ歩いた。


だよね、細川クン人気あるもん。
サッカー部のエースの元に…みんな駆けつける。



あの子は、きっと細川クンのファン。
その度胸を分けて欲しい。



いろいろ考えていると、細川クンと目があった。



「ん?どうした。高田」



いつも見る笑顔で私を見る細川クン。
そう、私は苦しかった。




「あのね…少しでいいの。いいかな」


「うん?うん」


「じゃあ、来て。少し、来て」