「ごめん」
梨花へと話す矢先で、私の言葉を止めて来た人がいた。
「えっと、少し良いですか?」
小柄で肩までのストレートヘアーの子が
私の方へ来た。
「はい。どうしました。何ですか?」
「私2年8組の徳本 桃華です。
あの、呼んで貰いたくて…いいですか?」
「はい。誰を?」
「由弦クンを。細川クンを。
これ…渡したくて…」
そう言って、女の子はそっと空を見た。
何?
…細川クン?
細川クンね?
梨花へと話す矢先で、私の言葉を止めて来た人がいた。
「えっと、少し良いですか?」
小柄で肩までのストレートヘアーの子が
私の方へ来た。
「はい。どうしました。何ですか?」
「私2年8組の徳本 桃華です。
あの、呼んで貰いたくて…いいですか?」
「はい。誰を?」
「由弦クンを。細川クンを。
これ…渡したくて…」
そう言って、女の子はそっと空を見た。
何?
…細川クン?
細川クンね?


