私が断る前に細川クンが、直視していた。
【それよりお似合いです。
高田先輩も素敵です!
先輩。今日はありがとうございました】
涙が止まらなかった。
付き合ってると知りながら、
細川クンに想いを伝えるんだ。
「うれしかった?高田先輩も素敵ですだって」
「…めっちゃいい子じゃん」
「幸せだよな。俺らを応援してくれるって」
夕焼けが沈む。
涙を見られたくなくて、茜色の空を見た。
最後には【2年4組 ☆ 斎藤唯香《ゆいか》】と書いてある紙をしまう細川クン。
【それよりお似合いです。
高田先輩も素敵です!
先輩。今日はありがとうございました】
涙が止まらなかった。
付き合ってると知りながら、
細川クンに想いを伝えるんだ。
「うれしかった?高田先輩も素敵ですだって」
「…めっちゃいい子じゃん」
「幸せだよな。俺らを応援してくれるって」
夕焼けが沈む。
涙を見られたくなくて、茜色の空を見た。
最後には【2年4組 ☆ 斎藤唯香《ゆいか》】と書いてある紙をしまう細川クン。


