その場にいたユウくんを置いて、
他の子らの方に動く私。




「なぁ。杏菜〜」

「…しつこい」

「どこ行くんだよ?あっちだろ」

「何…知らない!」



方向を変えると、笑い出すユウくんがいた。
ムカつく!



外に出て座った。

ユウくんがいたら疲れちゃうんだ。




「もうひと踏ん張り」




私の心境を知らず、
普通にいるユウくん。