「あ、細川クン」



梨花の言葉に我が返り、そこには細川クンがいた。




「高田、岩田〜おはよう」



八重歯をニキッと見せて笑う細川クンがいた。




「おはよう、細川クン」


「おはよう…久しぶり…だね…」



そして、私は梨花の性格が羨ましい。




「おい。高田。笑わせるなよ。
今年も頼む!」



細川クンはそう言って、聖也たちの方へ歩いていった。
細川クンと、朝から笑いあった。